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10周年 特設サイト|フラワーナイトガール FLOWER KNIGHT GIRL

  • 2024.12.27
コラム:花騎士制作秘話「ビジュアルデザイン小話」

フラワーナイトガール10周年に向けた特別企画の一つとして、団長の皆様に「コラム:花騎士制作秘話」を全6回予定で毎月お届けします!

第5回となる今回は、10年近くに渡る運営期間で、フラワーナイトガールがどのように変わってきたか、主にビジュアルデザイン面で昔と今を比較してみたり、期間限定デザインに関するちょっとした小話をしたいと思います!

■フラワーナイトガールの今昔

◯マイページ(HOME画面)のデザイン

マイページは大きく4つの時期に区分できる
基本的な機能は大きくは変わっていないが、情報量やデザインは目に見えて変化がある

マイページ(HOME画面)は、すべての機能・コンテンツへのハブとなる画面であり、団長の皆様が最も目にする画面。そのため、多くの人に使いやすく感じて貰えるように、細々としたものを含めれば、常に改修を続けている。

そんなマイページは、大きく4つの時期に区分できる。

①サービス開始時
Flashで制作されており、画面比率も4:3と現在と大きく異なる。まだ機能やコンテンツが少なく、画面上の情報量も少なかった。
画面左のバーには、「交換所」や「クエスト」への遷移ボタンが無く、告知バナーも少なくて全体的にすっきりとした印象。

②Flash末期
HTML5へ移行する直前頃のマイページは、サービス開始から約3年が経過し、各種機能・コンテンツが拡充されたことでその遷移ボタンが増設されている。「ナズナビ」や告知バナーなどの情報量も豊富で、全体的に手狭な印象を受ける画面となっている。

③HTML5移行時
Flashのサポート終了に伴うHTML5への移行にあたり、画面比率は16:9へ変更になり、あわせてUI(ユーザインターフェイス)の全面的な見直しが行われた。それまで羊皮紙調であった画面上部のUIがシンプルなデザインへ置き換えられたほか、各ボタンなども小さめにされた。

④キャラ配置変更後(現在)
2020年8月末に副団長キャラクターの立ち絵表示を従来の画面右側から画面中央へ設定することが可能になった。同時期にボタン配置の見直しや告知バナーの削減なども行われており、全体的に情報量の削減も行われている。
ただ、マイページのボタン配置を大きく変更すると、それまでの習慣によって、古くからゲームを楽しんで頂いている団長様に好まれない可能性も考え、画面右側にキャラクター立ち絵を表示する従来通りの配置に戻せるよう「HOME切替」機能をあわせて実装している。

◯キャラ詳細のデザイン

上:Flash時代のキャラ詳細画面(開発中のレイアウト指定資料より)
下:2024年12月現在のキャラ詳細画面

マイページ以外でも「討伐」「キャラ確認」「強化合成」など、メインとなる機能やコンテンツの画面デザインは、初期と比較して大きく変化している場合が多い。それら変化が大きい画面の1つに「キャラ詳細」がある。

キャラ詳細は、バトルバランスの調整や育成機能の拡充のたびに手が加えられており、特に2021~2022年に行われたバランス調整、キャラタイプの実装、アビリティ表記方法の変更による影響が大きい。

キャラタイプの導入は、「全キャラクターのバランス調整」「キャラごとの役割の明確化」「アビリティの種類を決定しやすくする」など、多くの改善目的を持って実施された。アビリティ表記方法の変更も、従来の4枠方式(各キャラ4つまでしかアビリティを持たない)では、性能にバリエーションを持たせづらく、キャラごとにアビリティ内容を比較することも難しいため行われた。

◯キャラクター立ち絵台座


図鑑などで、キャラクターの立ち絵イラストの背景として表示されているもので、運営チーム内では「台座」「背景土台」などと呼称されている。

開発段階ではウィンターローズ、バナナオーシャン、ブロッサムヒル、リリィウッド、ロータスレイクの5国家想定だったが 諸般の事情でロータスレイクをベルガモットバレーへ変更してサービス開始となった。そのため、ベルガモットバレー所属のキャラクターの台座は、ロータスレイク用台座をしばらくの間、流用していた。

その後、2019年7月にすべての国家の台座イラストが一新され、それがそのまま用いられ続けている。

なお、2023年5月には、スプリングガーデンの外(カレンサス)所属の「ケペラ」が登場するにあたり、汎用的に使用される台座も新たに実装された。


★6ヤマブキの台座一新前の図鑑(左)と現在の図鑑(右)
今見ると明らかにロータスレイク感のある台座に違和感がある。


2016年9月発売のオンシジューム 1/7スケールフィギュア(PLUM製)
台座デザインは旧ウィンターローズ仕様

■期間限定デザイン

◯特殊タイトル画面

新年時の特殊タイトル画面


エイプリルフールの特殊タイトル画面


古代花騎士シリーズ更新時の特殊タイトル画面


メインストーリー(および関連サブストーリー)更新時の特殊タイトル画面


特定の緊急任務イベント時の特殊タイトル画面

タイトル画面は、すべての団長が必ず目にし、普段とは異なる表示をするだけで大きな印象を与えられる画面であるため、特別な施策を実施する際には、期間限定で特別なものに変更する場合が多い。

毎年1月1日には、新年から目新しさを感じてもらおうと、特殊タイトル画面を採用している。初回の2020年時は過去の年末年始イベントで登場した★6キャラクターから3人(マンリョウ、エーデルワイス、アカシア)+新登場の★6キャラクター(エピデンドラム)の立ち絵を表示し、以降は「前年の★6キャラ2人+新登場の★6キャラ2人の立ち絵」で制作をしていた。現在では2023年にチームくまさんタイトル共通で新年記念の特別イラストを採用するなど、様々な取り組みで目新しさを感じてもらえるよう、特殊タイトル画面を採用している。

エイプリルフールは初見のインパクトが重要であるため、2021年以降は力を入れて制作しているが、その性質上、24時間のみしか表示できないので、内心もったいなく感じている(1週間通して開催した「USOパラレル学園入学試験」を除く)。

2022年の古代花騎士シリーズ以降、メインストーリー・サブストーリーなどの更新時は、新たに登場するキャラクターにフォーカスを充てたタイトル画面を制作している。もともとは、7周年時のみの特殊仕様の予定であったが、好評であったため、現在に至るまで継続している。ただし、ブロスのみは、後述の特殊タイトルロゴだけを表示していた8周年時に登場したため、特殊タイトル画面が用意されていない。

一部の緊急任務イベントやコラボイベントなどでも特殊タイトル画面を用意している場合があるが、これは明確に実施可否の基準があるわけではなく、その時々で実施するか否か決定されている。

◯特殊タイトルロゴ

タイトル画面ほどではないが、周年時やナズナの日などで特殊なタイトルロゴを使用する場合がある。

ちなみに2020年のエイプリルフールのスコップちゃんは、初稿では何気なく「右腕を真っ直ぐ斜め上に突き出す」ポーズを取らせていたが、懸念のあるポージングであると指摘を受けて、上の通り変更となった。

◯年賀状

YourGames時代より、主にフラワーナイトガール運営チーム宛に頂戴した年賀状への返送に使用しているナズナ年賀状。
10年近くに渡って、毎年、団長の皆様から年賀状を頂けていること、誠に感謝の極みです。

デザイン自体は大きく変更されることは少ないが、各年、巫女姿のナズナとともに干支にちなんだオトモないしは動物を添えている。干支が一周できるよう、今後ともフラワーナイトガールのコンテンツの改善・改修に励んでまいります!

今回は、ビジュアルデザインに関する小話をいくつかご紹介させていただきました。

上記でご紹介したもの以外にも、日頃から数多くのデザイン物を制作しており、ゲーム内アイテムのイラスト、広告用バナー、グッズデザインなど、話し始めればキリがございません。それらについては、また機会があればご紹介させていただきます。

次回はいよいよ本コラム連載も最終回!最後まで、知られざるフラワーナイトガール情報をご紹介してまいりますので、ぜひお楽しみに!

フラワーナイトガール運営チーム